小児にもスギ花粉症の舌下免疫療法ができるようになります。

3月の鼻炎症状はいかがだったでしょうか。3月の花粉症の原因はスギ花粉です。お子さんはいかがでしょうか。3歳でもスギ花粉になる可能性があります。内服薬で用いられる抗ヒスタミンや抗ロイコトリエン薬は症状を緩和できますが、アレルギー体質が治るわけではありません。免疫療法は唯一アレルギー体質の今後の経過を変えられる可能性がある治療です。舌下免疫療法は毎日根気よく続ける必要がありますが、重篤な副作用があまり起きないことも分かってきました。2018年7月からは小児にも使用できるスギ花粉の舌下免疫療法治療薬”シダキュア”が処方可能になります。すでに発売されているシダトレン(液剤・冷所保存)との違いは、シダキュアは速溶性の舌下錠で室温保存、服用しやすく、高力価の製剤であり、小児から成人まで治療可能です。欠点は2019年6月までは新薬のため処方日数が最大2週間と限られるため、2週間ごとの受診が必要です。現在シダトレンを服用されている方もシダキュアに変更可能ですが、初回投与時は重篤な副作用が出た場合に対応するため院内で30分ほど待機していただきます。